神戸新聞の7日間 ~命と向き合った被災記者たちの闘い~

私が朝会社に来てパソコンのスイッチを入れる。
最初に開くページは「NIKKEI NET」。そしてその後開くのが「神戸新聞」のサイト。
これが私の毎日の“習慣”だ。

私が生まれ育った伊丹をはじめ阪神間、兵庫県をカバーする地方紙。
うちの妹が高校時代にクラブ(ソフトボール部)で大活躍した時はスポーツ欄に大見出しが躍り、近くの
神戸新聞の販売所に買いに行った思い出が懐かしい。
そんな細かい生活情報満載の紙面、そんなところが大好きだ。


ふといつものように神戸新聞のサイトを覗いていると、震災15年を迎えてドラマをするらしい。
これは見ておかなければ!ということで放映一週間後の昨日、息子2人と一緒に“ビデオ録画”された(なんの家
はまだアナログです)のを二時間(途中「クレヨンしんちゃん」のため中断したが)見てみた。

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阪神大震災から15年 神戸新聞の7日間 ~命と向き合った被災記者たちの闘い~

阪神大震災に見舞われた神戸新聞の記者達が、地元紙の使命を果たすべく奔走する実話をもとにしたドラマ。
ドラマの随所に当時のニュース映像や被災者の声を織り交ぜ、リアリティあふれる作品で、思わず涙が出た。

息子達おとなしく見とった。

内藤剛志演じる編集局長の「人間撮れとぉ~か~?」という神戸弁のセリフが心地いい。

桜井翔演じる写真部記者三津山をはじめ、記者達が当時協定を結んでいた京都新聞に奔走し、ただ新聞を
発行する為にさまざまな困難に立ち向かう。

ある記者は被災した子供が焼け跡で母親の骨を拾う姿にシャッターを押すが、その後記者は泣きながら
一緒になって骨を拾おうとしたり(実在のその時の写真が放映されてた)、焼け跡から助け出されたがすでに亡くなられた光景を撮ろうとするが、生身の人間の姿を撮るのが果たしていいのか?、大きな壁にぶち当たり、それぞれ
仕事の意味を見失う。

三津山も同じように自分の中で葛藤がうまれ大きな壁にぶち当たっていた頃、
憧れの女性が震災で亡くなったことで、気付いた。

「自分に今できる事を今やろう」と。

記者たるもの、日々の小さな記録を撮り、書き続ける事の積み重ねが大事だということを。


彼等の奮闘は情報に飢えた被災地に大きな希望をももたらした。
震災直後から死者や行方不明者の数ばかり掲載されてたが、震災4日目の朝刊からそのような記録から
「明るい言葉」で明日を生き抜く情報に変わっていった。

記者達がもがき苦しみながらも被災地のみんなを励まそうと前向きに感じるようになったのとリンクするように。


ドラマを通して思うのは、記録を残そうと奔走する記者達も、家族、友人、恋人を失った被災者でもあり、
取材対象のあらゆる人間の悲しみがわかるがゆえに、使命感に駆られたのであろうと。


ドラマの最後、当時ボランティアに励む少女を写した一枚の写真。
15年後その少女は立派な女性になってインタビューを受けられてた。

「今までずっと神戸にいました。これからも神戸から離れないでしょう」と。


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